しめさば

網走番外地 吹雪の斗争のしめさばのレビュー・感想・評価

網走番外地 吹雪の斗争(1967年製作の映画)
2.5
ようやくシリーズ全作観終えたわけだが、『仁義なき戦い』や『トラック野郎』の時のような感慨深さは特に無し。そして最終話にして、このなんとも言えない暗さと侘しさは一体。無実の罪で13年独房に入れられ仙人のような姿と化したロシア人が獄中で懐中時計を健さんに差し出すのだが、その時計のオルゴールが彼の死を告げるシーンなんかはジブリの泣けるシーンと同じくらい崇高な世界観を確立していたね…。アラカン不在であるが故、最終的に脳裏に焼きついているのは石橋蓮司の薄幸の美少年っぷり。
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