マリオ・カメリーニ監督、ヴィットリオ・デ・シーカ主演によるロマンス・コメディ。
脚本はよくできてて、ドタバタながらも破綻はないし、細かい伏線もしっかり回収しつつテンポ良く進んで飽きさせない。
謎の4部構成だけどそれはさほど気にしなくて良い!
主人公のジャンニが普通にクズ!
クズすぎるけど、悪意のないクズだから観ててそれほど不快にはならない!
まあ悪意の無いのがいちばんタチ悪いんですけどね…
最後の馬車でのラウレッタのからかい方とかドクズやん。
結局ジャンニの気持ちってのが、
パオラに対する恋心なのか、
単なる上流社会への憧れなのかがいまいち入ってこなかったな。
そこが上手く描かれてないせいで、最後の心変わりへの過程ぶっ飛びターボMAXで、おいお前どうした、ってなる。
っつか、おじさんと店員にマジ感謝せえよ!
悪くない映画なんだけど、邦題酷すぎ問題の被害者だと思うわ。
そよ風要素どこだよ!