だい

ナポリのそよ風のだいのレビュー・感想・評価

ナポリのそよ風(1937年製作の映画)
2.1
マリオ・カメリーニ監督、ヴィットリオ・デ・シーカ主演によるロマンス・コメディ。

脚本はよくできてて、ドタバタながらも破綻はないし、細かい伏線もしっかり回収しつつテンポ良く進んで飽きさせない。
謎の4部構成だけどそれはさほど気にしなくて良い!

主人公のジャンニが普通にクズ!
クズすぎるけど、悪意のないクズだから観ててそれほど不快にはならない!
まあ悪意の無いのがいちばんタチ悪いんですけどね…
最後の馬車でのラウレッタのからかい方とかドクズやん。

結局ジャンニの気持ちってのが、
パオラに対する恋心なのか、
単なる上流社会への憧れなのかがいまいち入ってこなかったな。
そこが上手く描かれてないせいで、最後の心変わりへの過程ぶっ飛びターボMAXで、おいお前どうした、ってなる。
っつか、おじさんと店員にマジ感謝せえよ!

悪くない映画なんだけど、邦題酷すぎ問題の被害者だと思うわ。
そよ風要素どこだよ!
だい

だい