このレビューはネタバレを含みます
ドクと恋人と一緒に未来に向かうマーティン。
そこには音楽で成功したわけでもなく、会社をクビになったマーティンの姿が。さらにそれだけでなく、未来のマーティンと恋人の間にできる子どもは、銀行強盗で15年の刑期となったことが新聞に書かれていた。
また、娘も捕まり、家族は崩壊する。
ドクはそんな絶望的な未来を救うために過去からマーティンを呼び出し、崩壊の原因となった息子とビフの孫とのやり取りに介入し、未来を改変しようとする。
さて、未来では飛び出す広告や、空飛ぶスケボーのホバーボード、自動で紐を結ぶ靴、濡れても自動的に乾く洋服など「僕の考えた未来予想図」が描かれる。
実際の2015年はそれほど進んでいないものの、あの頃の技術の発展スピードは夢が夢でないと思わせるほどの希望があった。
物語は息子扮するマーティンが、ビルの孫を銀行に突っ込ませることで、崩壊した未来を取り持つことに成功する。
その一方で、デロリアンが空を飛び、未来へ向かう姿をビフに見られる。ビフはマーティンたちの混乱の最中、未来からスポーツ年鑑を持参し、過去に戻り、過去の自分にスポーツ年鑑を渡す。
めでたしめでたしとなった未来から現在である1985年に戻ると、町は荒廃し、犯罪の温床となっていた。自分が住んでいた家には見知らぬ黒人が住み、両親も自分もそこはいなかった。
ビフはスポーツ年鑑を用いて賭け事に大金を注ぎ込み、尋常じゃないほど大金持ちになっていた。そしてそこには豊乳手術を施され、どこにも行けず軟禁された母と、ビフに撃たれて殺された父の墓場があった。
マーティンは過去に戻り、ビフからスポーツ年鑑を取り戻すために奮闘する。
Part1で描かれた様々な出来事を追体験する形で、未来からやって来たマーティンはひっそりとビフからスポーツ年鑑を奪い返す。
しかし、危機的な状況を打破し、現れたのは郵便局員だった。彼は80年前の手紙を持ち、マーティンの前に登場する。