けーすけ

バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2のけーすけのレビュー・感想・評価

5.0
2020/06/17(水) Blu-rayにて鑑賞。

不朽の名作、バック・トゥ・ザ・フューチャー!(BTTF)の続編。
先日1作目を映画館で再鑑賞して、金曜ロードSHOW!でも観て、我慢できなくなったので観ちゃいました。ずっとニヤニヤが止まらなかった~!

タイムトラベル映画の金字塔。小ネタや伏線の回収具合は1作目から少しだけ減りましたが、それでも見どころは多々。個人的にこのシリーズは1⇒3⇒2の順で好きだったのですが、やはり3作まとめてオールタイムベストです!!


このパート2って、未来に行ってまた過去に戻って…と時系列の移動が多いので「少し苦手だなー」って思っていたのですが、ちゃんと整理して観れば混乱することなく理解できるし、タイムトラベルの根幹をきちんと説明していて面白いのですよね。
とはいえ、1作目より短い110分弱の上映時間にあれこれ詰め込んだ感は否めませんが。



今となっては続編ありきで製作される映画も多いですが、このBTTF1作目が作られた1985年時点では続編は予定されていなかったとの事。1987年に1作目がビデオ化された際、ラストに「TO BE CONTINUED…」のテロップを入れたが為に急遽製作が決まったという本作。今となってはテロップを入れたスタッフに拍手!


とはいえ前作の続きって事で、主演のマイケル・J・フォックスも1作目撮影時の年齢が24歳くらいだったのに29歳になってまた同じ役を演じるという…。ほんの少しだけ歳を重ねた感じは否めません。
ジェニファー役の女優も家族に関わる理由で交代しているため、冒頭シーンはまるっと撮影し直しているという強行手段が見どころ(ぱっと見では気が付かないレベル)。

過去の街並みも1作目を使い回してるかと思わせがちですが、全て新たに作り直したセットとの事。魅惑の深海パーティーのシーンも再び出てきますが、これまた撮り直しで再現してるってのが凄すぎです。ある種、究極のセルフオマージュ。




そして作中で訪れられていた1985年から30年後の未来である2015年が、2020年現在既に過去になってしまったのがなんとも感慨深い。
街中を空飛ぶ車が飛び交う事もない現在だったし、JAWSも19作目なんかできてないし、スピルバーグJr.も活躍してないしで、我々が生きている時間軸はどこかで枝分かれしてしまったのだろうか。
カブスが優勝したのはちょっと時間がズレたものの現実になったけど…。
https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1611/03/news042.html




当時超注目な映画になったのに2作分に分けるとか、タイムトラベル的な話や過去作を面白おかしくいじりまくるって部分、『アベンジャーズ』のインフィニティ・ウォーとエンドゲームはこの映画が無かったら生まれていなかったでしょうね。

1作目から続けて観るとめちゃ面白い映画、やっぱり傑作でした!



冒頭シーン、1作目との比較
https://youtu.be/7unIVflJaLQ?t=74


BACK TO THE FUTURE PARTII 細部考察
http://www.bttfriser.com/fukayomi2.html


[2020-091]
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