抹茶マラカス

バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2の抹茶マラカスのレビュー・感想・評価

3.7
面白い。面白いんだけど…。
 タイムパラドックスを危惧して時代の違う自分に見つかってはいけない、大きく過去を変えるような出来事を起こしてはいけない、っていうルールの中でやっているはずなのにビフもドクも本人と会っている。マーティの会わないためのあれやこれやが可哀想になる。
 あげく、1955年時空にマーティン・マクフライという人物がいたことを署名で残す、という一番やってはいけない気がする行動をとっている。あと60年未来からホバーボード持ってきて使って目撃されちゃってるし。それこそ歴史上の大きな謎として未来永劫語り継がれちゃうじゃん。っていうか、それを言い出すなら2015年のマーティや彼らの子どもたちがどうなろうと、それを阻止するためにタイムマシン使う事自体ダメではないだろうか。前回はうっかり使っちゃっただけだが、今回は違うので。
 あと、チキンと言われたら見境なくなることで悲惨なことになる未来の自分を見ているのにそれを学習しないのもイライラする。
 ドクの方もタイムマシン完成が1985年なのに2015年になっても発表もせず黙っていた、ということになるわけだがそれも疑問。どう考えても黙っていられそうにないのだが。