RyanMihawk

旅の重さのRyanMihawkのレビュー・感想・評価

旅の重さ(1972年製作の映画)
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かなり良かった
16歳少女の家出映画と言ってしまったらそれまでなんだけど舞台が四国でお遍路の文化がある 少女は自分を二十歳です!とか偽りながらお遍路に紛れて田んぼの間の細い道を歩き続ける ロングショットで彼女の歩みをずっと写してるようなカットが多いんだけど それにはなんか16歳の少女のナルシズムみたいなものが写っているような気もして良かった 白いシャツとズボン、麦わら帽子
モノローグで永遠に語られる娘から母への手紙
四国の自然
惹かれました
主演の高橋洋子さんは新人とは思えない、むしろ新人らしいのかもしれないが体当たりの演技といった感じで惜しげもなくカメラに自分の裸体、汗、涙を晒す
旅先で出会うおじさんに次々惚れる
痴漢にご飯を奢らせる強かさ
不思議と不快感なく見れるのは驚いた
でも行商人の所に転がり込んだくらいで少し退屈になってしまったかも
そしてそのまま映画は終わる
最後にほんの少しだけ小説好きの少女が出てくるところでまた復活して終わる
そして映画のはじめと終わりに流れる吉田拓郎…
RyanMihawk

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