空条

司祭の空条のレビュー・感想・評価

司祭(1994年製作の映画)
3.5
伝統的なカトリックの司祭が自分の秘密(同性愛)と14歳の女の子の秘密(父親からの性的暴行)に悩み苦しむ話。戒律を守らなければならないけど、懺悔を公にして女の子を救いたい気持ちもある。しかし人の罪を責められるほど潔白ではない自分がいる、という設定がかなり良かった。ラストは許すという言葉がしっくりくるようなシーン。
人が作った決まりを破らないことが信仰なのかと説教したマシューは自分にも罪があるからこそ主人公を理解していたと思う。
空条

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