キヌヨ

ユメ十夜のキヌヨのレビュー・感想・評価

ユメ十夜(2007年製作の映画)
1.0
大学生の時にカッコつけて観ていたよくわからないサブカル映画たちを思い出す仕上がり。
夏目漱石の小説、夢十夜からアイデアを拝借した全くの別作品。
第二夜だけ突出した完成度、他半分は観る価値なかった。
原作のあの儚さ、美しさ、夢心地はどこにもなく、よくもこれだけ人を不快にさせるものばかり集めたなと逆に感心してしまう程である。


第一夜 ★2
原作の幻想的で透明感のある雰囲気はないし、好みでもないんだけど、こういうふうにアレンジして映像化するのね、と作り手の個性を鑑賞する面白さはあるかも…
キョンキョンの声が好き。


第二夜 ★5
白黒!サイレント!
今まさに夢を見ているかのようで混乱し不安になる、それくらい夢を完璧に映像化している。
そして原作よりもわかりやすい。


第三夜 ★2
堀部さんこの前電車で隣に座ってた。
夢っていうか普通にホラー。地蔵が泣くとこめっちゃ好き。
母になったから感じるのかもしれないけど、すごく男性的な解釈だなと思った。
いくら昔のこととはいえ、実際の幼子の生死をホラーに絡めるのは好きじゃない。


第四夜 ★1
これはヒドイ。
昔学祭でこんなん観た。


第五夜 ★0
もっとヒドイ。観るのが苦痛。
タイトルバックがめちゃくちゃダサイ。


第六夜 ★3
おもしろいんだけどなんか疲れてきた。
後半は明日に持ち越せばよかった、万全を期して観ていたらもっと楽しめたはず。
2007年でもこのノリは古くない?


第七夜 ★3
ふぁんたじぃー!
英語よりもっと馴染みのない言語の方がよかったなぁ。
原作と比べると落下の描写がありきたり。


第八夜 ★1
ヒドすぎ。
なぜこのオムニバスに参加したのか。
原作関係ない。


第九夜 ★0
原作まっっっっっったく関係ない。
自分の思想を無理やり絡めてきてるように見えてキモい。


第十夜 ★0
原作では一番好きな第十夜。
漫☆画太郎脚色ということでもう諦めてたけど…なんか…学芸会の方がマシ。
本上まなみが美しい。