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悪の教典のzonomanのレビュー・感想・評価

悪の教典(2012年製作の映画)
3.5
伊藤英明演じるサイコパスホラー。

冒頭のシーンからハスミンこと蓮実先生が学校内から絶大なる信頼を得ている一方、普段は薄暗い廃屋で過ごすという陰陽が描かれている。(120分という映画の前半部分でキャラクターを伝えなければならないと考えると充分に描かれていたと思う。)

自身の目的のためなら敵の弱みに漬け込んだり、容赦なく殺害を遂行したりと、サイコパス感が存分に描かれていたが、そんなある日たった一つのほころびからクラス全員の大量虐殺が始まる。

個人的には、中盤以降のシーンもテンポよく楽しんで観られたし、屋上階段でクラシックにのせて次々と発泡していくシーンはその軽快さに少し笑ってしまった。

蓮実の過去に迫っていくアプローチや最終的な犯人逮捕につながる伏線など、細かい部分もしっかり描かれていました。

(今観るとまだ売れる前の生徒役の役者さんが結構いてそこも観ていて楽しかったです)
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