まる子

悪の教典のまる子のレビュー・感想・評価

悪の教典(2012年製作の映画)
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とにかく目がチカチカして、血じゃない何かが飛び交っているような、あれはクランベリージュース....?
三池監督が「グロ」を描くとき、なぜかグロいとは感じない。「神様の言うとおり」はビー玉で表現されていたが、今回はきちんと液体で赤色で、ちゃんと血として演出させているのに、どこかさっぱりしているような気がする。そのさっぱりは観ている側に蓮見先生が殺しているときに感じていた光景を感じさせる。先生にとってはゲームをクリアしていくかのような清々しい気持ちなのだろう。
ジャズ調のあの音楽もまた蓮見先生の深層心理を物語っているようだ。
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