ねまる

悪の教典のねまるのレビュー・感想・評価

悪の教典(2012年製作の映画)
3.3
サイコパスは美形に限るよね。
冷たいほどの美形に限るよね。

生徒役や他の教師の期待度が高くて
生徒:二階堂ふみ、染谷将太、松岡茉優
教師:山田孝之、吹越満、平岳大
主人公蓮見こと伊藤英明にはそんなに期待してなかったんだけど、
全く理解出来ないサイコパスで良かった。

サイコパスって理解出来るものじゃないんだけど、
過去の虐待が〜とか、愛の欠如とかあるじゃん。理由付け。
そういうものなく、ただ殺人衝動に駆られる奴。
もはや同じ人間だと思わないので、
それよりも、圧倒的な悪を前に生きたいと足掻く高校生たちの姿が良かったり。

摩擦で手の皮ベロベロになって泣きながらロープで外に出ようとする松岡茉優とか良かったよね。
蓮見の狂気性に気付いて誰に話したのかと拷問されながらも絶対に友達を売らない染谷将太良かったよね。
外に電話をするために公衆電話に向かう男の子6人良かったよね。
恐怖と友達の死に、泣きながら、震えながら必死で隠れる二階堂ふみと浅香航大良かったよね。

私が思う良いところは全部あげおわったよ。
あとは、猟銃の威力強過ぎて見ていられないシーンが多過ぎたし、
外国の友達が銃の中とかに出てくるシーンも気持ち悪いし、
頭がいいはずのハスミンすごい安易に殺人しちゃうし、
山田孝之の無駄遣いだし、
結局ただのホラー映画にしか思えなかった。
ねまる

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