U-NEXTで再鑑賞。
「原点にして頂点」とはよく言うが、ラッセ・ハルストレム監督はまさに本作がそうではないかと思う。
やはりやはり大好きな映画でした。
イングマルのはにかんだ表情がとても良い。
天窓から落下して流血しながらその笑顔。
芸術家のモデルをするお姉さんも優しくて素敵。
この時代の服装が皆とても素敵。
おじさんたちのペールトーンのダボっとした服。
イングマルの赤黒の襟付きシャツカッコいい。
イングマルが村でサッカーの試合に出場した時のファーストプレー、
ドリブルからのカットインしてシュート、
絶対初心者じゃないよね、、堂々たるボール捌きでした。
お兄ちゃん常々あらっぽいことするな、、
でもイングマルが笑いを堪えきれない時はお兄ちゃんも笑ってるんだよね。
仲はいいんだよなー。
サガちゃんの意地悪なときのわるいお顔が良い。
ラストのドレッシーな姿の柔らかさとの対比。
犬のシッカン、記憶ではイングマルたちと楽しい季節をずっと過ごしてた。
今回再度観たらそうではなかった。
それがとてもつらかった。
自分が記憶を都合よく書き換えていたみたい。
現実でもそういうことあるかも。
音楽もとても良くて、何度もかかるメインテーマとその変奏、聴くたびに優しい気持ちになる。
もしも音楽だったとしたら、好きすぎて何度も聴かないようにしている曲のような、そんな映画です。