ギルバート グレイプ監督作品。
久しぶりの鑑賞。
小学生の男の子イングマルは
お母さんが病気で
たっぷりと話をする事さえもできない。
今日のいろいろな楽しい出来事を
お母さんに聞いてほしいよね。
わたしの息子たちが幼少の頃は
毎日のお風呂で
今日の楽しかった事は?嫌だなと思った事は?と
話し合うのが日課だったのです。
おかげさまで!?
成長してからも 彼等は毎日の出来事を
よく聞かせてくれるのです。
こんな当たり前のような事が 彼は出来なかった。
それを後悔するシーンが度々出てきます。
この少年は あまり感情を出さずに淡々としているのだけど
彼のお母さんと 愛犬シッカンの不幸があり
それまで健気に耐えてきたものが爆発して出たのが「dog」
けどね
彼を取り巻く村の人達が温かいのですよ。
性の目覚めも経験したり
お母さんとシッカンが居なくても
ちゃんと成長してるのです。
ラストの「イングマル~!!!」と叫ぶ叔父さんのように
わたしもエールを送りたい。
じんわりと心に染みる作品ですよ。