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ホリデイのhokoのレビュー・感想・評価

ホリデイ(2006年製作の映画)
4.6
ある年のクリスマス直前、コタツで寝落ちした物寂しい明け方に、ぬぼーっと着けたテレビでこれが放送されていたのが最初の出会い。映画のハートフルな雰囲気が、冬の朝の空気感に妙にハマっており、そのまま固まって最後まで観てしまいました。

失恋したとか、恋愛すらしてないとかどうでもいいです。なーんかイマイチ気分乗らないなーっていう時に、暖かいブランケットに包まれ、温かいココアなんかを飲みながら観て頂けたら最後には幸せな気持ちが溢れている事間違いなし。そんな映画です。

ストーリーは、アイリスとアマンダという2人の女性をそれぞれ軸にして、2人の人生や恋愛模様を交互に映しながら進みます。

個人的にガチガチの恋愛映画は苦手で敬遠しがちなのですが、この作品における恋愛って実はオマケで、どちらかと言うと”新しい出会いや恋愛を通して2人がそれぞれ抱えるコンプレックスを乗り越えて行く”という事が肝になっている気がするので、私は最高に好きでした。

劇中の音楽もとても素敵。2人の大きな転機となるシーンにはそれぞれ同じ曲が使われていて、これがまたいい感じにテンションを掻き立ててくれるのです。
つべこべ言わずとも純粋に”面白い”と思える要素が詰まっている映画です。

どうでもいいですが、映画好きの登場人物が出てくる作品には当たりが多い気がします。
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