たな会No02

昭和残侠伝 一匹狼のたな会No02のレビュー・感想・評価

昭和残侠伝 一匹狼(1966年製作の映画)
3.5
高倉健と池部良は仲間であるシリーズなので最初は面食らいました。やはり高倉健の我慢劇です。今回は高倉健が親の仇である池部良を討つものと思いきや、やはり最終的に共通の敵を倒します。お互い渡世の事情を理解し合うんですね。まるごとスッキリとは言えませんが、悪は退治されます。ほんと悪の描かれ方がほんと悪すぎて笑えてきます。そんな中コメディリリーフ的な役柄を担った高倉健の元弟分である松を演じた小島慶四郎は最高でしたね。だいたいこういういい人の役は途中で殺されて怒りを増幅させる効果があるんですが、本作もまさにでした。座長とうまくいったほしかったです。