りょうすけ

ヴェルクマイスター・ハーモニーのりょうすけのレビュー・感想・評価

3.8
「ヴェルクマイスター・ハーモニー」

ハンガリーの巨匠タル・ベーラが2000年に制作した作品。高校生時代から尊敬しているシネフィルさんが以前絶賛していたのでずっと鑑賞したいと思っていたがDVDは廃盤。観るためには買わないといけないと思っていたらYouTubeにアップされていた(おそらく違法) 映画ファンとして心は痛かったが恥を忍んで鑑賞させていただいた。全編モノクロで制作されている本作は20世紀末に制作されたとは思えないほどクラシックさをがあり、内容は全く違うが「炎628」や「異端の鳥」と同じ雰囲気を感じる。初っ端からよくわからない上に長回しのシーンの連続で2時間半弱飽きずに鑑賞できるか不安だったが意外と何とかなるものだった。それどころか得られるものが多い映画だったのは間違いない。初のタル・ベーラ作品だったけどなんとなく作風がわかった気がする。現在鑑賞できる3作をしっかりと観てから来年に日本初公開される初期作3本を観に行きたい。まだまだ映画フリークには程遠いと実感させられる映画だった。

【ストーリー】★★★☆☆
【音楽】?(権利上の問題か音楽のシーンだけ音声がなかったので判別不能)
【演技】★★★☆☆
【テンポ】★★★☆☆
【エンタメ性】★★☆☆☆
【感動】☆☆☆☆☆
【アクション】☆☆☆☆☆
【ホラー】☆☆☆☆☆
【恋愛】☆☆☆☆☆
【コメディ】☆☆☆☆☆
【サスペンス】★★★★☆
【エロ】★★☆☆☆(男性器の描写あり)
【グロ】★☆☆☆☆
【指定】R15+相当
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