前作のパート5がラストと勘違いして、クリード編を観始めていたら本作を見落としていたことに気づきました。まずは、まだ続きがあることにびっくり…。
妻エイドリアンに先立たれて独り身のロッキー、50歳。フィラデルフィアの街は寂れゆく一方だし、息子には慕われないし、義理兄のポーリーとはしっくりいかないし、なんとあの銅像も撤去されてなくなっちゃっている。でも…
マイナスからのスタートがロッキー・バルボア物語の定番だから、ここで終わるはずがないことは誰でもが予想できる。ついでにいうとこの先の展開も誰でもが予想できる。
私も「シルベスター・スタローンも稼ぐだけ稼ぐなー」なんてひねくれたことを思いながら観ているわけですよ。それがいつのまに手がグーになっていて、気持ちも熱くなるんですよね。
ちなみに試合会場がものすごいリアルだなーって思ったら、HBOが企画する実際の世界ミドル級タイトルマッチの試合開始直前の会場で撮影したのだそう。なので会場を埋め尽くしていた観客はタイトルマッチを観に来たホンモノの観客なんでしょうね。ロッキーの登場で盛り上がっただろうなー。試合会場を温めるどころの騒ぎじゃないですよね。
あとマイク・タイソンがスタローンに対戦相手として出演することを直訴してきたらしいです。断るの大変だったろうなー。チラッと客席にいるところを発見しましたが一番ノリノリでしたー。
