スワヒリ亭こゆう

ロッキー・ザ・ファイナルのスワヒリ亭こゆうのレビュー・感想・評価

ロッキー・ザ・ファイナル(2006年製作の映画)
1.5
改めて僕はスタローンがあまり好きじゃないんだと思いました。
それと同じ様にスタローンもボクシングがそんなに好きじゃないでしょう。


ボクシング映画と言えば『ロッキー』みたいな感じになってますけど、本作の脚本を顧みてもスタローンからはボクサーにリスペクトを感じられないんですよね。

本作の敵役になるヘビー級王者が世間から嫌われているのかが全く分からないんです。
早いラウンドでKO勝ちするから嫌われるというのはよく分からない。寧ろ好まれるはずです。
弱い相手とばかり戦ってるという野次もありますがボクシングには指名試合というのがあるので、その批判は無理があります。
そもそもボクシングの世界チャンピオンに対してリスペクトが感じられないんですよ。
スタローンは恐らくロッキーが良ければボクシングじゃなくて違うスポーツでも良いと思ってるはずです。
ボクシングの練習のカケラも感じられないです。


ロッキーが息子にカムバックする理由を、語ってましたが全く響かない。
スタローンが『ロッキー』やる理由は金でしょうから。
それならばロッキー自体がカムバックする理由も金目当てにした方が潔いですよ。