このレビューはネタバレを含みます
1976年につくられた山田洋次監督・原作作品。シリーズ第18作目。満男の産休教員にのぼせた寅さんったらひと騒動を起こして信濃路へ。そこで出会ったのは昔世話した旅芸人たちで……。
「男も辛いけど女も…
満男の学校の産休補助の新米教師である壇ふみ演じる柳生雅子が家庭訪問に来ると皆で話しているところへ、寅さんが旅先から帰ってきます。そこへ雅子が家庭訪問に来て、博とさくらの中に何故か寅さんが入って、自分…
>>続きを読む無銭飲食、家庭訪問での口出し、綾さんちの庭掃除
寅さんが、身内にキツすぎる
さくらのお告げと後押しで、寅さんに春が来るも、別れも来てしまう…
新潟の雅子先生を訪ねるラスト
冒頭の旅芸人の一座をもてな…
いつもより、悲しさを胸に毎度お馴染みの「終」を見つめた今作。
家庭訪問での騒動を経て、満男に託した自分たちの夢を語る博とさくら。
当たり前に大学に行かせてもらってること、親に感謝しなきゃです。
…
毎度、寅さんの妄想と独壇場に、渥美清の本領を見る楽しさ。
無償の愛、人情に生きる寅さんはカッコいい。
線路越しの赤ん坊を眺めながら、「人の一生なんて儚いもんだな」と呟く寅さんの台詞が沁みる。
「ま…
松竹株式会社