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マスク・オブ・ゾロのmasahitotenmaのレビュー・感想・評価

マスク・オブ・ゾロ(1998年製作の映画)
3.5
民衆の英雄"ゾロ"の活躍を描いた活劇。
監督は「007/ゴールデン・アイ」を撮ったマーティン・キャンベル。
初代ゾロをアンソニー・ホプキンス、二代目をアントニオ・バンデラスが演じ、キャサリン・ゼタ=ジョーンズが華を添える。
原題:The Mask of Zorro
(1998、137分)

1921年、スペインから独立したメキシコのラス・カリフォルニアス(現在のカリフォルニア州)。
民衆の英雄"ゾロ"/スペイン貴族ディエゴ・デ・ラ・ベガは、スペインのラファエル・モンテロ総督に、愛妻エスペランザを殺され、赤ん坊エレナを奪われる。

そして20年後、
ラファエル・モンテロは野望を抱いてカリフォルニアに戻ってくる。
子どもの時"ゾロ"を助け、今は賞金付きの盗賊になっているムリエッタ兄弟(ホアキンとアレハンドロ)は、ラファエルの部下の軍人ハリソン・ラブ隊長に襲われ、兄ホアキンは亡くなる。
長い収容所生活を送っていたディエゴは脱獄し、兄弟の弟アレハンドロと出会い、剣術や心得そして品格を教え、第二の"ゾロ"に育てあげる…。

~登場人物~
・ドン・ディエゴ・デ・ラ・ベガ / 初代"ゾロ"(アンソニー・ホプキンス):カリフォルニアの名士であるスペイン貴族。
・その妻、エスペランザ(フリエタ・ローゼン)
・二人の娘、エレナ・モンテロ(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ):赤ん坊の時ディエゴと引き離され、ラファエルに娘として育てられる。
・アレハンドロ・ムリエッタ / 二代目"ゾロ"(アントニオ・バンデラス)
・その兄、ホアキン(ヴィクター・リヴァース)
・ドン・ラファエル・モンテロ(スチュアート・ウィルソン):スペイン領カリフォルニア最後の総督。
・ハリソン・ラブ(マット・レッシャー):軍人。ラファエルに雇われた隊長。
・三本指のジャック(L・Q・ジョーンズ)

"銀のメダル"
"「Z」の字"
"愛馬トルネード"と二代目の"愛馬"
"エル・ドラドの金鉱山"

サイレント時代から何度も映画になった活劇("ゾロ"役はダグラス・フェアバンクスやタイロン・パワーなど)です。
本作では、アントニオ・バンデラスがかっこよさに加え、ちょっととぼけたユーモアのあるゾロをうまく演じています。
美貌のキャサリン・ゼタ=ジョーンズは、バンデラスと華麗で情熱的なダンス(タンゴ)を披露し、チャンバラまでこなして魅力たっぷり。
アンソニー・ホプキンスにアクションは似合うかなと初めはちょっと心配しましたが、盗賊上がりのバンデラスに技だけじゃなく品格も教える師匠役で、貫禄を示します。
馬上のスタントなどアクションも一杯。
昔の活劇の面白さを現代に再現した娯楽作品。
さあ、子どもも一緒にみんなで楽しんでください。
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