しらすごはん

推定無罪のしらすごはんのレビュー・感想・評価

推定無罪(1990年製作の映画)
3.6

1990年公開のリーガルサスペンス。

派手なアクションや大どんでん返しはありません。

じわじわと追い詰められるサスペンスを楽しむ作品です。

“推定無罪“って概念を今作で初めて知りましたし。

「無罪の推定」という法の原則がテーマ。

証拠、証言、動機が少しずつ明かされていくプロセス、意外な結末に至るまでの緻密な描写に唸らされました。

この頃の法廷ものっておもしろかったですね〜

原題:Presumed Innocent

TVシリーズの
『LAロウ』もよく観てました。

名匠アラン・J・パクラ監督作品。

主演はハリソン・フォード。

今回のハリソン・フォードは、高潔なヒーローではありません。

正義感と人間的な弱さの両方を持つ等身大の男を演じています。

法と正義の間で揺れる人間模様が、本作の最大の魅力でしたね。

スコット・トゥローの原作も読んでましたけれど、映画の方がサスペンスフルでした。


ラスティ・サビッチ(ハリソン・フォード)は、シカゴの検察庁で検事補を務めている。

愛妻家として、有能な男として、周囲の信頼を得ていた。

しかし、ラスティは、同僚だったキャロリン・ポラム(グレタ・スカッキ)と不倫していた。

キャロリンから別れを告げらた後、しばらくして彼女が他殺体となって発見される。

担当を命じられたラスティも参加して事件の捜査は進められるが、キャロリンの裏の顔があらわになる。

そして、ラスティ自身の犯行を裏付ける証拠が見つかり、逮捕されてしまう。

彼は無実を証明しよう裁判にのぞむも、警察、検察内部の思惑が絡み合い、徐々に追いつめられていく…
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