Vipneet

劇場版 仮面ライダー555(ファイズ) パラダイス・ロストのVipneetのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

戦隊と同時上映ということもあり役1時間という短い時間の映画ではあるが平成1期のライダー映画の中でも一番面白いと言っても過言ではない作品。
テレビ本編とは繋がりのない所謂パラレルワールド、If物語である。
本作品とテレビ本編との相違点と言えばなんと言っても世界のほとんどの人類がオルフェノクと化している点である。
そしてもう一つはライダー2人の追加である(尚デルタは色々あっていません)。一人が初外国人ライダーのサイガ、そしてもう一人は本編でもお馴染みの泉政行さん演じる木場さんが変身するオーガである。2人のデザインを見ると「本当にライダーか?」と思うかもしれない。だが、それでいい。本作品では本編でも出てくる3本のベルトの他に帝王のベルトというものがあるのだがそれも天のベルト、地のベルトとわけられていてそれにとても合っている。
対サイガ戦ではサイガのフライングアタッカーとファイズアクセルフォームによる高速対決、そして埼玉スーパーアリーナの中央での直接対決、そして決めのファイズの流れる動作から繰り出されるスパークルカットである。あと戦闘中外野があるところがあるのだがそれも面白い。
そして本作品でラスボスに位置する対オーガ戦ではさいたまスーパーアリーナを広く使った戦い。そしてオーガストラッシュとファイズブラスターフォームのクリムゾンスマッシュのぶつかり合いである。これはオーガというよりは中の人の話なのだが泉さんの演技がとてもすごい。
そして個人的な魅力の一つは夜のファイズである。もうね、夜だとフォトンストリームの発光が際立ってかっこいいのなんの。もうホントかっこいい。そして複数のライオトルーパーを瞬殺するアクセルクリムゾンスマッシュ。あれをかっこいいと思わないやついるか?いないだろ。尚この本作品ではライオトルーパーが大量に出てくるシーンがあります。これも必見。
ちなみに草加はすぐ死にます。サイドバッシャーだけは残してね!
あともこみち君もいます。MOCOSキッチンはしません。
そして忘れてはいけないのがギネスブック認定されたことでも有名な10000人のエキストラである。その中には有名な人もちらほらいるとか。
オルフェノクがの数が人間の数を上回ったというのは残った人類からすればディストピアかもしれないが一概にはそう言えないのが仮面ライダー555という物語と世界観の面白いところかもしれません。

つまるところ上の上の映画です。
Vipneet

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