とらキチ

トレーニング デイのとらキチのレビュー・感想・評価

トレーニング デイ(2001年製作の映画)
4.0
「"今日を"乗り越えなきゃ」
アメリカの良心!春のデンゼル祭り!
デンゼルが非白人として2人目のアカデミー主演男優賞を受賞した作品。硬派なインテリで真面目な性格の人物を多く演じているデンゼルが、この役でオスカーを獲ったというのが何というか…。いつもの品行方正なイメージからして、きっと「何か理由があるはず」とついついデンゼルを好意的に観てしまっていた。
"イーサン君の1日理不尽体験記"
序盤の仔犬のような眼をしたイーサンがとにかく気の毒で切ない。そして"情けは人の為ならず"この言葉を痛感させられるイーサンの行動。その行動のおかげで絶対絶命の危機から自らを救うことになるとは。
一応、カリスマ的な麻薬捜査官だが、口八丁手八丁威張りくさって、まるで裸の王様のような小物感あふれるデンゼルと、終始気弱な雰囲気を漂わせるが、見た目とは裏腹に根本の部分で頑固なほどの正義感を持っているイーサンとの対比が面白かった。
スコット・グレンやトム・ベレンジャー、レイモンド・クルス、スヌープ・ドッグ、ドレーまで意外といろんな人が出ていた。






あのロシアンマフィアに蜂の巣にされた無念が転生して、マッコールさんへとなったのでしょうか…。
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