U-NEXTで鑑賞。
ベテラン麻薬捜査官アロンゾ(デンゼル・ワシントン)の元に配属になった新米警官のホイト(イーサン・ホーク)。
"今日1日でお前の力を示してみろ"
とアロンゾはホイトに言い、
"窓を開けろ
街の音を聞き、においを嗅げ 体で味わうんだ" と…。
そして2人のトレーニングデイが始まる。
アロンゾはギャング達の間でも一目置かれる怖い刑事。
レッスンも最初から危険で汚い部分をこれでもか!と言うくらい見せられ、
元々正義感に溢れている性格のホイトは、アロンゾの行動に圧倒され、また幻滅を覚えてしまう…。
"必要なら規則も破る"
"羊を守る為に狼を捕まえる
狼を倒せるのは狼だけ
羊を守るために狼になるんだ"
とアロンゾは教える。
やり方は悪いが、正義の為には狼になる事も必要なんだ!
と、体験の中から身を持って教えたかったんだろうけど…
初日からあれは…流石にね…。
結局のところ、
良い行いには良い事が、
悪い行いには巡り巡って必ずツケが回る…
そんな教訓と言うか皮肉めいたものも感じ取れる作品でした。
デンゼル・ワシントンも、イーサン・ホークも演技の上手い役者さんなので、
全体的に暗めのこの作品も、しっかりと観せてくれました。
余談ですが、先に観た「クロッシング」と言う映画の皆さんのレビューに、
「トレーニングデイ」がよく引き合いに出されていたのが分かった気がしました(笑)
ここで無意識のうちにアロンゾに教え込まれた事が育って、
後のクロッシングの中の"サル"(イーサン・ホーク)で、
"より善か、より悪か"
"間違った方法で正しいことをした"
に繋がる…なんて妄想すると変に辻褄が合ってたりして面白いですね。
なかなか見応えのある作品でした。