だい

未知への飛行のだいのレビュー・感想・評価

未知への飛行(1964年製作の映画)
4.8
大傑作!やばい!

観終わったあと、
マジでそれしか言えなかったレベルで語彙喪失するほどの大傑作ですわ!


フィルム・ノワールばりのえっぐい陰影が不穏さしかないまま、
最初から最後まで息もつく間のない無限の緊張感!!!!


キューバ危機直後の冷戦真っ直中に作られた映画だし、
いくら絶望的な展開でも、
さすがに穏当に終わるだろうと思って観てましたよ。
ええ、観てましたとも。


!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


鳥肌ぶっわぁぁぁぁぁ!!
ですわ!!!


ヘンリー・フォンダがどうだとか、
演出がどうだとか、
そんなん書こうと思えば書けるけどさ、

必要ある!!!!!?????

すんごい緊張感!
すんごい衝撃!
すんごい社会性!
すんごい哲学!

どんな言葉よりもさ、
もっと感情も理性も揺さぶるものがあるからそれでいいじゃん!!!!


「渚にて」「スレッズ」と裏表で観たい作品よね。
その2つを観た後で本作を観ると、
大統領の苦悩がより感じられるのだ。



なお、
多数のプロットが「博士の異常な愛情」と似てるから(というかほぼ同一)、
おや?
と思って調べたら、
それぞれの原作が類似してて訴訟問題になったみたいね。

作り手としてはいろいろあるだろうけど、
似た題材をシリアスに捉えた作品と、
シニカルに皮肉った作品と。
裏表で観る楽しみもあるから、
むしろ楽しいのだ。
だい

だい