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犯罪王リコのアップルのレビュー・感想・評価

犯罪王リコ(1930年製作の映画)
3.6
貧困街からギャングのボスに成り上がった犯罪王リコ。犯罪王と呼ぶには優しすぎたリコ。短い映画ですが上手くリコの人生が収まっていたように思います。昔馴染みのダンサーとの対比、人間らしいリコの一面。後のゴッドファーザー等のギャング作品に通じるような主人公の心の揺れが繊細に描かれています。悪の制裁も現代のブラック過ぎる演出に見慣れていると大した事ないように映りますが、やはり気持ちを許していた仲間との決裂の場面は悲しいし、世間からの嘲笑は見ていて心苦しくなります。写真を撮って貰うのが貴重なこの頃から警戒するの凄い!