イギリスのエイリアン侵略映画。
でも、規模は団地レベルの侵略。
何よりエイリアンはバカすぎる。
目がなくて牙が緑の蛍光色、
とりあえず人間を襲う獣で、
とにかく凶暴なエイリアン。
対するはカツアゲするクソガキ。
ワルを気取る生意気なクソガキ。
5人組の少年であるが、
ジョン・ボイエガ以外、
完全なるモブキャラで、
誰が誰だか分からない。
とりあえずどうでもい。
そう思えるレベルです。
主人公ジョン・ボイエガは、
最初から「別格」のオーラ。
不自然すぎるクールな演出。
個人的には嫌いな演出です。
そもそもキャラの魅力なし。
主人公補正を標準装備して、
「俺は主人公だから活躍」
最初から別格の存在であり、
納得できる演出がないまま、
最後はおいしいところ取り、
結局はヒーローになります。
そんなキャラクターは嫌い。
注目していたニック・フロスト。
やっぱり、クズがとても似合う。
ハッパを吸っている姿も似合う。
短い出演でもニック・フロスト。
ストリート・ギャング対エイリアン。
この構図は面白いとは思わなかった。
真っ黒で牙が緑色に光るエイリアン。
はるばる遠い宇宙から来ているはず。
それなのにクソガキ如きに殺される。
あまりにも弱すぎて話しにならない。
イギリス映画の規模と考えてみると、
改めて地球外生命体の団地侵略映画。
そう考えればガマンして鑑賞できる。
「モーゼズ!モーゼズ!モーゼズ!」
RE-107