こひた

卒業のこひたのレビュー・感想・評価

卒業(1967年製作の映画)
4.0
登場人物たちの破綻した行動原理を、時代性がうんだシュールギャグとして見ると楽しめる映画かと思う。もっとお硬いのを想像していた。
したくない、はある戦後世代。プラスティックスの象徴性。「誘惑してません、されたいの?」。長い付き合い、でもどこまでわかってる=世代の断絶?。ほぼストーカーシーン、ホフマンとバスってなんか似合うな。サル山。screaming is not all right in my house. 典型的な当時のモテ男と真逆な割には美味しい。1限ずっとドアの前で突っ立ってたのかよ笑、図書館じゃ、結婚したがり君。「握手みたいなもんだと、大した言い草だな。わしは握手せんぞ」。「強盗よ、武器は?聞いてみるわ」。BGM切るタイミングが絶妙に感じる、メリハリ。羊水に浸かってた男が、親から貰ったすべてをかなぐり捨てるっていうアルファロメオのシーンは解説ないとわからなかった。"its too late""not for me".
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