にっきい

キートンの化物屋敷のにっきいのレビュー・感想・評価

キートンの化物屋敷(1921年製作の映画)
3.0
ランチタイムは力を抜いて気まぐれに。
こんちはにっきい、お昼ですよ。

チャップリン、ハロルド•ロイドと共に世界三大喜劇王と呼ばれたバスター•キートンの監督•主演作。

郊外の不気味な屋敷。
見た目だけじゃなく、実際にオバケが出ると噂されてる。
でも本当は偽札を作ってる犯罪者の家。
屋敷に誰も近寄らないようにオバケの噂を流していた。

所変わって銀行。
今朝もロイドが出勤して来た。
実はこの銀行の支配人こそが偽札を作ってる犯人。
客の金を偽札にすり替えていた!
何も知らないロイドの運命は…って話し。

ロイドと言えばどんな時も表情を変えないのと高い身体能力が見ものなんですが、今作は舞台が室内だったのでアクションってよりチャップリン的なドタバタが多かったかな。
それでも飛んだり跳ねたりてんてこ舞いは楽しかったけど。

女性に弱い設定で、女性客にちゅーしそうなくらい顔近づけて頼まれたら、開店前なのに金庫開けて預金下ろしたり、客の金を数えてる時にカウンターに接着剤が溢れてとんでもない事に(笑)
手にお金が引っ付くだけじゃなく、お金を介して銀行中が接着剤だらけ!
あちこちでお金と人がくっ付いてる(笑)
このシーンはめちゃくちゃ笑いました(笑)

偽札の捜査で銀行に警察が踏み込んだのを知って支配人は無関係なロイドを犯人に仕立て上げる。
意味もわからず逃げるロイドは例のオバケ屋敷に逃げ込むのだが、そこでも無関係な人を巻き込み大騒動。
階段が平らになって滑って落ちるギャグなんて今でも使われてますよね。
一説によるとジャッキー•チェンはキートンを参考にしたとか?しないとか?

2階に行くのは飛び跳ねて行き、降りる時は滑り落ちて…、相変わらず身体を酷使した演技は見てるこちらは楽しいけど、本人は命懸けだったんでしょうね。
チャップリン以上に派手でコミカルな動きが多かったので、弁士無しでも楽しめました。
にっきい

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