ガブXスカイウォーカー

ザ・ターゲットのガブXスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

ザ・ターゲット(1996年製作の映画)
3.4
主人公の大統領補佐官チャーリー・シーン、首席補佐官ドナルド・サザーランドは一目で善悪のわかるキャスト。
殺し屋は後に『アバター』のマイルズ大佐、『ドント・ブリーズ』の盲人などで有名になるスティーブン・ラング。ターミネーターのパクリ臭プンプンだが、電車にひかれる寸前に初めて恐怖の悲鳴を上げる姿は印象的。
そしてヒロインの新聞記者は『ターミネーター』シリーズのサラ・コナーでおなじみ、リンダ・ハミルトン。なんと当時41歳(チャーリー・シーンは32歳)。オバサンでブスなので華がない。他にいなかったのか?

無表情でどこまでも追ってくる殺し屋とリンダ・ハミルトンの組み合わせは『ターミネーター』をシリーズをリスペクトしているのか。でも本作で殺し屋に追われるのはリンダではなく、チャーリー・シーンなんだよね。
とはいえ、名作『ランボー 怒りの脱出』、『コブラ』などのジョージ・パン・コスマトス監督らしく、金のかかったアクションが多くてけっこうハラハラドキドキ。決して退屈はしない。TV放映で観るとなんか得した気分にさせてくれる1本だ。


日本語吹き替え版はドナルド・サザーランドの定番声優、家弓家正(故人)が安定の悪役ぶりを聞かせてくれる。