「高いところから落ちるのはあなたの癖か何かなの？」
この映画を観たのは小学2年生くらいのときかな？
まだサンタさんを信じて疑わなかった頃の私です。お友達に｢サンタはいるよ！｣と激しく主張して、サンタさんからもらったサイン(本当はお父さんが書いたものだったんだけど)を大切に取っておいた頃の私です。
そんな私はプリンセスになることを夢見ていたというよりは、エイミー･アダムスにキスができるジェームズ･マースデンとパトリック･デンプシーがうらやましかった小学2年生の女の子でした。
エイミー･アダムスを見て｢世界にはなんて綺麗な人がいるんだろう…｣と思っていました。いいえ、今も思ってます！
エイミー･アダムスが可愛くて『魔法にかけられて』の小説まで買ってもらったんだよね。
まさかナンシーが後のエルサになるとは知らず「エイミー･アダムスのジゼルになら恋に落ちても仕方がない…」って思ってた。
でも、イディナ･メンゼルも美しくて力強い歌唱力を持っているから、なんでこの映画で歌わなかったんだろうってアナ雪を観ると思う。
私、イディナ･メンゼルのコンサートに行って"生Let It Go"を聞いたこともあるんですよ！んふふふん♪(自慢)
小学生の頃は、モーガンの｢もしかしたら本当のプリンセスかもしれない｣という意見にウンウンと頷いていたけど、今はロバートの｢頭がおかしい人かもしれない｣という意見にウンウンと頷いちゃう。
…サンタクロースの魔法がとけちゃったのかしら。
でも、いくらなんでもどしゃぶりの雨のなかに美しい女性をほっぽり出して置くようなことはしない！(笑)
ジゼルって天然のイメージがあるかもしれないけど、おとぎの国のキャラクターがニューヨークに来たからそう見えるだけなんだよね～。おとぎの国のジゼルは普通の女の子なんだよ。
一種の異文化交流映画みたい？(笑)
「想いを伝えて」は大好きな曲。みんなで盛り上がってセントラルパークで踊る演出は見ていてもすごく楽しい！「私もあの輪のなかに入りたい！」って何度も思った。
お掃除の歌も掃除機をかけながらお風呂を洗いながら聴きたくなっちゃうお掃除推奨ソング(笑)
エイミー･アダムスの声ってかわいい。
ニューヨークで舞踏会ができるのでしょうか？
この映画を見ていて「子どもだって行きたい！モーガンがかわいそう！」と思っていたけど、今の私はモーガンよりも女子力がないから、行きたくても行けないかも(笑)
舞踏会で流れる「そばにいて」も好きだけど、シーンがシーンだから思い出すだけで切なくなって、一人で恥ずかしくなっちゃう。
あのときは「ジゼル辛いね…」とか思っていたんだけど、今思い返すと「ナンシー！！！｣ってなる。舞踏会の最高潮の場面も含めて、ナンシーが立っていられたのが不思議なくらいだよ、ホント。あのときのナンシーの心情を思うと、別の涙が。
ナンシーをあまり気にかけてあげなかった小学2年生と今の私は実はちょっと違うのかもしれないね。
歴代プリンセスの魅力がギュッと詰まったジゼルだけど、舞踏会のために選んだドレスは一番"おとぎの国"のドレスからかけ離れていたシンプルなものだった。
それはおとぎの国よりもニューヨークの街に魅力を感じていたことの表れなのか、王子様よりもロバートに心を奪われていたことの表れなのか…
こういうのも考えてみるとおもしろい。
私はディズニーの魔法にかけられたまま。これからも解けることはないでしょう。
Happy ever after!
