ディズニー作品制覇シリーズ。フィル・コリンズが『ターザン』に続き音楽を手がけた本作を鑑賞。他にもティナ・ターナーも歌っていたり豪華！
はるか昔、狩猟民族のイヌイットの三兄弟である長男のシトゥカ、次男のデナヒ、末弟のキナイ。ある日、熊に襲われてしまい、二人を庇ったシトゥカが命を落としてしまう。復讐に燃えるキナイはその熊を追い詰め手にかけるが...。
歴代のディズニー作品の中でも特にスピリチュアルなテーマを持つ一本でした。自然を司るグレイト・スピリットという存在を軸に、人間と動物の交流、そしてそれ以上に人間同士の絆が色濃く描かれていて、子供たちが見ても色んな学びを得られそうな一本。
絵のタッチが『ライオン・キング』に似ていて、動物たちの滑らかな動きや、雄大な自然のシーンは圧倒的な美しさ。ソウルフルな楽曲も相まって、かなり胸が熱くなる一本でした。
冒頭から「死」のシーンに直面し、命の重さや、自分の生き方を視聴者に考えさせてくれる点も、ただ明るいだけの物語では終わらないので流石のディズニーだなと脱帽。
お茶目なシーンももちろんいっぱい！おしゃべりなヘラジカコンビや、生意気すぎる小熊のコーダとのやり取りには思わずクスリとなってしまいました。
主題歌の１つであるフィル・コリンズの'On My Way'は名曲！
