ヒース・レジャーとジェイク・ギレンホールが織りなす、古き良きアメリカと地味に悪しきアメリカを重厚感たっぷりに描いたゲイ映画。
狭量で排他的でコミュニティの維持に異常に執着するアメリカの田舎はときおり描かれる題材であり(「ウィンターボーン」とか)、日本の「家」に引けをとらない息苦しさと生きにくさを感じることができます。
この時代に産まれなくてよかった。
純アメリカ的なノスタルジーと妙にハードなゲイ描写がどうにもとっつきにくいですが、後半でアン・ハサウェイがおっぱいを見せてくれるという逆転劇があり、どんな映画でも最後まで見続けることの大切さを教えてくれた一本でした。