雄大で厳しい自然、無骨で哀しいふたりの愛と人生。誰の胸にも何かを残す名作だと思う。
ヒース・レジャーの演技に胸が熱くなる。恵まれた容姿と抜群の演技力を兼ね備えた彼がもうこの世にいないなんて。なんだかとても辛かった。狭い路地で隠れて泣く、青いシャツを抱きしめる。葛藤と諦観と愛情と。彼の演技のすべてに心を動かされた。
2017 イギリス映画界で話題になっていた『God's Own Country 』とこの映画を比べる人をよく見かけたけど、厳しい自然と暮らし、羊の放牧と青年ふたりの愛というよく似た題材だからかな。GOCは関西は1日だけの上映だったから諦めたけど、やっぱり観たいなぁ。
