まさか泣けると思わなかった。
切ないお話だった。
２人で過ごしている時だけ美しい鮮やかな映像で、まさに楽園のようなブロークバック・マウンテン。
人工的な美じゃなくて、美しくも厳しい自然の映像に心が現れるようで、それだけでも凄く良い。
２人が思いを寄せあいながらも、互いに別の異性と一緒になり、当人や周りも傷付けながら過ごす羽目になった背景にはアメリカ社会のマチズモ(カウボーイ)と偏見が深く絡み合っているみたい。詳しい解説をしてくれているブログ等は沢山あるので、是非探して頂きたいです。
ラスト付近からのシャツのシーンは本当に名シーンだし、素晴らしい演出。シャツが入れ替わり、抱き締める人間が変わるところに涙が止まらないです。
映画は関係ないですが昔六本木のTSUTAYAで何か分からず見てしまったアメリカのゲイ雑誌？にもカウボーイ同士の絡みの絵が沢山あったので、カウボーイとゲイは切っても切れない関係なのでしょう。
久しぶりに鑑賞したのですが相変わらずいい。
『ゴッズ・オウン・カントリー』も観たので余計に切ない。
2020/07/21…4.3
2020/04/19…4.3
