もりのはこ

タッチ・オブ・スパイスのもりのはこのレビュー・感想・評価

タッチ・オブ・スパイス(2003年製作の映画)
4.0
1959年~
トルコとギリシャの狭間。
去る時は未来を語るものという言葉を片隅に置きながら、故郷や信仰が過去から離れない。社会的にはもはや失われているのに、鮮やかな香りが充満していく。料理は、五感を刺激し、記憶を呼び覚ます。
未来を語るには失いすぎて、前にも後にも動けない。けど、見えない星が上から見守っている。スパイスの宇宙。太陽は胡椒、金星はシナモン、塩が地球。美しい。(^^)