滝和也

黄金の七人の滝和也のレビュー・感想・評価

黄金の七人(1965年製作の映画)
4.0
昨日に引き続き、
ケイパーものの
古典的作品を。
こちらはオシャレで
コメディ要素に艶も
ある(^^)

「黄金の七人」

泥棒、コメディ、オシャレ、艶と来たら何か思い出すものありませんか。そう、ルパン三世です。この作品のテイストを取り入れているなんてお話もありますね(^^)

ある銀行を狙う強盗団。教授と呼ばれるリーダー(フィリップ・ルロワ)とその情婦らしき女(ロッサナ・ポデスタ)と無垢つけき5人の男。獲物は金塊。下水工事に見せかけ、地下から金庫へ。果たして襲撃は成功か否か。金塊を手にするものは誰か…。

ルパン三世と書いたのは、ルパン三世の艶部分と言ったら峰不二子。このロッサナ・ポデスタがまさにそれだからです。もうとんでもない色気振りまく美女ですから。ジャケットの如く、着てるんだか、着てないんだか、分からないレベルのファッションに身を包む艶のある女。イタリア艶笑映画の流れを組む存在。更に峰不二子ばりの…。一発でヤラれます…。

実は赤いジャケットのルパン三世ではストーリーも近いものもありました。黄金の○○が違うくらいですし。他にも下水工事のあたりなんかは、まさにルパンです。最後の壁を五ェ門が切る所がないくらい(笑)

また音楽や撮り方もオシャレなイメージだから、見ていて楽しい。ルパン三世が好きな方にはオススメですね。更にラストは言えませんが、このラストはシナトラのオーシャンと11人の仲間と並んでケイパーもののお手本な気がします。因みにオーシャンズ11がそれのリメイクですから。

イタリア映画のポップでキッチュなケイパーものの古典(死語だらけだな…)。時にはこんなクラシック、如何ですか(^^)

追記 これシリーズ化してますが、期待してなくて見てない…。ロッサナだけでも良いかもなので見てみようかな(^^)
滝和也

滝和也