音楽がめちゃくちゃ良い！！
ゴダールみたいな政治経済話を繰り広げる感じや「はなればなれに」オマージュのダンスが最高！
レビューで散見するエリナ・レーヴェンソンの存在感と魅力、確かにたまらん！笑
犯罪犯して裏切られた男が弟と一瞬に逃亡ついでに脱獄した親父を探すロードムービーなんだが、どんな時でも頭にあるのは恋愛話ばかりで哲学めいた会話をしつつも結局は「女なんて〜」ってところに行き着くのが何だかとっても愛らしい。
警察に追われ、父親を探しているにも関わらず危機感ゼロでのんびりと過ごしながら愛を求めて悩んだり落ち込んだり、アメリカ映画なのにフランス人か！みたいな感じとか、生きる=愛に直結する価値観が愛おしい。
真剣なんだろうに間が抜けて見えたり、全員が全員不安定な脆さを抱えながらとりあえず生きているという感じが虚構のドラマとしては胡散臭ささえあるのに、逆にリアルなんじゃないかと思える世界観が強烈で魅力的。
