オトマイム

シンプルメンのオトマイムのレビュー・感想・評価

シンプルメン(1992年製作の映画)
4.4
去ったまま帰らない者
去っていき、帰ってくる者
掌にのせて量ってみようか、
約束の重さについて
待つことの重さについて
嘘をつくことの重さについて

弱さを抱えて生きること
弱さを含めて愛すること
誰かと一瞬でも人生を並んで歩くこと

トラブルと欲望にまみれたこの世で
みんなどうにかこうにか生きている
できるかぎり上手に踊ろう、
不安で押しつぶされそうになっても
信じることに翳りが差しても

Don't move!


🔫


大好きな絵の具だけをパレットに絞りだしたような美しい色彩とギター音楽と柔らかな光の中でたおやかに演じる人たち。画面の美しさは決して綻びることなく、ゆるやかに伸びやかに。
エリナ・レーヴェンソンのビンタとダンスと船上で朗読する表情がすばらしい。ハートリーの作品は何故だか上手く語れない。とにかくまるごと大好き。