翔海

アウトローの翔海のレビュー・感想・評価

アウトロー(1976年製作の映画)
3.8
妻を連れ去られ息子を奪われ男はならず者(アウトロー)に堕ちる。

南北戦争の末期、農民として妻子とひっそり暮らしていたさなかに北軍の赤足隊によって妻を連れ去られ家を焼き払われ息子を殺されてしまう。平穏だった暮らしを奪われたジョージーは南軍と共に北軍を復讐に向かう。だが、圧倒的数的不利な現状から南軍の仲間たちは降伏してしまうがこれは北軍の罠であった。南軍の青年を救い出したジョージーは北軍から賞金首にされる。街では命を狙われるも自慢の早撃ちで危ない橋を渡り続けるロードムービー。

アウトローと言ったらクリント・イーストウッドのこの作品を連想してしまう。見たことがなかった作品なのにジャケットのインパクトから強く印象に残っていた。西部劇の作品は知識は少ないですが好きなジャンルではあり、シェーンや3時10分決断の時とはまた違った作品でクリント・イーストウッド節が垣間見える作品でした。誰にも媚びない男らしいクリント・イーストウッドは男の心を鷲掴みにしていたのも頷ける。

学生のときにTSUTAYAでバイトをしていたときにお客さんから作品を尋ねられることがよくあって、ご年配のおばあさんにクリント・イーストウッドのアウトローの棚を尋ねられることがありました。私は洋画の旧作の棚が得意でDVDを棚に返すときに気になる作品を覚えるようにしていたのですぐに案内することができた。作品を渡すとおばあさんは嬉しそうな顔で昔の頃を思い出すと言って借りてくれました。TSUTAYAでバイトをしていたおかげで出会えた作品と言っても過言ではない良い思い出です。
翔海

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