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マッドマックスのEDDIEのレビュー・感想・評価

マッドマックス(1979年製作の映画)
3.6
荒廃した近未来…という設定ではあるが、それはもう少し先。メル・ギブソン出世作にして『マッドマックス』シリーズ第一弾!96分の割に冗長に感じるが、バイオレンスアクションとしてかなり見応えあり。

メル・ギブソンの誕生日を記念して、本日『マッドマックス』を初鑑賞いたしました。おそらく子供の頃に観たことある気はしますが、初見のつもりです。

『北斗の拳』のもとになったと有名な『マッドマックス2』ですが、それぞれが製作されるにはこの第一弾があってこそ。
メル・ギブソンもハリウッドを代表する俳優の1人ですが、彼の出世を後押ししたのはこのオーストラリア映画なんですね。

『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』に抜かれるまでは「制作費と興行収入の差が最も大きい映画」としてギネスブックにも掲載されていたほど、低予算映画ながら大ヒットした映画の代表格でございます。

いきなり「ナイトライダー!ヒャッハー!」な奴がお出ましで、期待を裏切らないスタート。
ちょっとぽっちゃりしたニヤけ顔の警官が印象的ではありますが、メル・ギブソン演じる主人公マックス・ロカタンスキーはまだ登場しません。

暴走族による凶悪事件が多発する近未来、マックスが英雄的に取り締まりをしているようで、初登場から只者じゃない感が出まくりです。いやはやカッコいい。
カーチェイス&バイクチェイスや大迫力の爆発シーンなど、かなり見応えがあります。

前半はマッドマックスの世界観を説明するための背景描写をしっかりと行ない、後半はマックスvs暴走族の全面戦争という具合ですが、この後半がやや冗長なんですね。
もっとサクッと編集すれば70〜75分ぐらいにまとまったんじゃないかと思えるほど、マックスの家族と暴走族の因縁のシークエンスが長い長い。
まぁ婆ちゃんすげぇつえーんだけど。

とはいえ、その後のマックスが暴走族たちと対決するシーンは本当に面白くて、低予算というのが信じられないほど爆発の限りを尽くします。
イメージしていたマッドマックスからすると、もっと暴れまくっていてもいいぐらいですが、それは第二弾までお預けということでしょうか。

メル・ギブソンさん、お誕生日おめでとうございます!この流れで『マッドマックス2』も鑑賞いたします!

※2021年自宅鑑賞5本目
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