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マッドマックスのまのレビュー・感想・評価

マッドマックス(1979年製作の映画)
3.5
大人気ハードボイルドアクションシリーズの記念すべき第1作目にしてメル・ギブソンの名を知らしめた作品。

いきなり「怒りのデスロード」から見て関連でコレを見てしまうと物足りない人がほとんどじゃないだろうか。でもこれこそが元祖で本家である。

主人公マックス(メル・ギブソン)は警察官。相棒と一緒に暴走族を取り締まるが、この暴走族が本当に悪い奴らで厄介。
略奪・強盗・暴力でめちゃくちゃやりたい放題。しかも一度目を付けるとしつこいしつこい。このしつこさ、陰湿さが実は一番怖いところ。
主人公の奥さんと子供を執拗に追い掛け回すシーンは結構ホラー。

暴走族に相棒も家族も殺され主人公が復讐するというシンプルなストーリーで、後の作品と比べるとまだかなり地味。
本作ではまだマックスも家族がいたり仲間がいたりで孤独感はないが、最後は結局孤独になる。
独特のデザインのパトカーやバイク、激しいカースタント等はこのシリーズの定番となる。
まだ原石って感じだけど後の作品にも影響を与えていることは言うまでもない。

ちなみに暴走族のリーダー役の人、「怒りのデスロード」でジョー様役を演じていることを後々知り何か感慨深さを感じた。
ま