【復讐にとらわれる男】72点
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監督:ジョージ・ミラー
製作国:オーストラリア
ジャンル:アクション
収録時間:94分
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意外にみていなかった作品。『怒りのデスロード』だけで満足していたようでして、尺も短めだし見てみました。世紀末系の映画の元祖と言われ、『北斗の拳』なども今作を参考にしているようです。予算が少なめだったので、監督が満足するくらいのことは出来ていないのかもしれませんが、復讐に復讐を連ねるというわかりやすいプロットでして、非常に見やすかったです。
近未来のオーストラリア。暴走族が暴れまわり、犯罪が横行する無秩序な時代。警官であるマックスは、犯罪を犯したナイトライダーという男を追走し、途中で事故死させてしまうのだが。。
バイクと車のチェイスシーンがそこそこあり、こんなハイウェイを猛スピードで運転すればさぞ気持ち良いのかと思えますが、今作においては油断禁物であり、スタントマンもヒヤヒヤしながら撮影に臨んだことでしょう。死者が出たとも噂された壮絶なロケだったそうですが、結果的にはこのジャンルの映画の先駆的存在になった模様。ナイトライダーを殺された仲間の気持ちもわからんでもないが、そこで悪事をしてしまうと救いようがない。妻子を殺されたマックスは無言の怒りを露わにし、最終的には車でバイクに乗っている暴走族に突っ込んでいくから面白い。やや物足りない部分もあるでしょうが、とりあえず及第点ではあります。
二作目は今作の10倍ほど予算がもらえたようでして、スケールも中身も今作を凌駕する模様。いわゆるターミネーターやエイリアンと同じ現象であり、早く見たいですね。
