滑頭

ロード・トゥ・パーディションの滑頭のレビュー・感想・評価

3.9
ユニークなギャング映画。
ギャング映画であると同時に、ロードムービーであり、父子関係の物語でもあり、なかなか他にこんなギャング映画は観たことない。故に期待してたものとは違うなあ、という印象だけど、これはこれで。
途中、ギャング映画にしちゃ軽快すぎないか?軽すぎないか?と思った。もっと重厚なサスペンスドラマを期待した。
トーマス・ニューマンの音楽も普段通りのトーマス・ニューマンの音楽で、ギャング映画らしからぬ感じ。爽やかすぎないか。
んーこういう話はギャング映画でやらなくてもいいんじゃないかと思ったり、やるならもっとシリアスにやるべきじゃないかと思ったり。だってすげえ数の人が死んでんだぜ。こんな調子で良いのかよ、ってちょっと思いますよねぇ。
まあでもこれはこれで楽しめたは楽しめたんですよ。キャストも豪華で皆良いし。
ただトム・ハンクスはやっぱヒゲ生やしたってどうしたって悪人には見えないよ。まそういう役だからそういうキャスティングなんだろうけどさ。
ポール・ニューマンは最高。ジュード・ロウもなかなか良い演技。

結末は『ゴッドファーザー』の真逆。

2017/01/25 @Amazon Prime Video
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