ヒュー

ロード・トゥ・パーディションのヒューのレビュー・感想・評価

4.1
雇われ殺し屋とその息子の復讐に家族愛を描いた一味違うギャング映画。

当初他の作品を借りる予定でGEOに行ったのですがパッケージと説明に惚れてパケ借りをしてみました。ストーリー自体の共通点は少ないものの同じくサムメンデス監督作品の『アメリカンビューティー』とどこか似てるような気がしました。

なんだろう、テンポが遅すぎるとかつまらないという意見も分からないことはないが自分はこれが好き。前半の少しピリピリしながらも何気ない日常から後半への落差がいい。親子の絆にギャング映画らしく強盗したり殺しもあって退屈ということはありませんでした。今まで観たトムハンクス作品の中でもかなり重い方でしたが、そこら辺は流石のトムハンクス。何ら違和感を感じることなく観れました。
そしてまた悪役たちがとても魅力的。まず明らかな大物ポールニューマン。オーラが半端ない(笑)。あと超クズを演じてるダニクレさんに気持ち悪い殺し屋のジュードロウさん。2人とも今ではこんな役演じることないでしょうからこれはこれで貴重かもしれませんね(笑)。
あとサムメンデス作品ではお馴染みのトーマスニューマンの曲がいい味を出してる。先月公開された『ようこそ映画音響の世界へ』でもバッチリ紹介されてました。

アクション映画もいいけどやっぱりサムメンデス監督にはドラマ系の作品をもっと作って欲しいです。
ヒュー

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