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踏みはずした春のアノのレビュー・感想・評価

踏みはずした春(1958年製作の映画)
4.3
見事な職人芸が細部まで行き渡っている。
左幸子と小林旭が最初に共に歩くシーンの俯瞰から喫茶店の現れ方が決まりまくってる。
夕日をバックに浅丘ルリ子が歌うとこなんて素晴らしい瑞々しさ。

体にムチを売ってBBSを続けることを泣きながら決意する左幸子はベストアクトの一つに数えたい。
小林旭は大して良くないが、留置所(このセットの機能がまたイカす)でトンガリを待ち構える幽鬼のゆうなたたずまいには痺れた。
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