けんたろう

2010年のけんたろうのレビュー・感想・評価

2010年(1984年製作の映画)
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"とても素晴らしいことが起こる"話。

前作は強引なまでに人間味を排除していたが、今作はその続編でありながら人間味が深い作品だった。

むしろテーマとしては「人間味」の方なんじゃないか。「いがみあっちゃいけない、協力が必要だ」てのが、米ソ間然り、デイヴHAL関然り、話の根底には常にあった。

良くも悪くも「2001年〜」ほどの衝撃はないし、続編なのだけど続編という感じもしない。「2001年~」に影響を受けたうちの一作という位にしか繋がりを感じない。
つまりこの映画は単体だ、それ故に面白い。たぶん前作の体をなしたまま作ってたら面白くはならなかったんじゃないかな。

とにかく、いい物を観たという感情が起こる映画でした。