2010年の作品情報・感想・評価

「2010年」に投稿された感想・評価

何回目かに観たんだけど、ヘレンミレンがロシアの船長だったのに今頃気がついた。キューブリックの作品の続編と思うと、方向性とか全然違うので、クラークが2001年の続編として2010年を書いて、その映画化であるとするとしっくりくるのかな。それにしても25年後のことを予測できてなさすぎなのがすごい。とにかく、物理ボタン多すぎである。ハルとボーマンとモノリスのあたりはムードが踏襲されているけど、それ以外はなんだか社会派映画です(カプリコーン1の監督だしな…)太陽が2つある地球かー…。暑そうだ。そして、原作読もう、と思った。
HALが出てくるまで頑張ろうと思って、出てきて気づいたらいい感じに解決した雰囲気になっていた、、

悔しいもう一回観なければ
米ソ冷戦を活用している所が、映画を古くさせていた。
超絶名作「2001年宇宙の旅」の続編。今さら観てみた。正直1ミリも期待しないで観たんだけど、個人的にはけっこう好き。詩的で抽象的な映像作品だった前作に比べ、もう少し具体的なエンタテインメント感の増した今作。でも前作のような薄くぼんやりとした未知への畏怖みたいな空気は残っていてそれがすごく魅力的。モノリスとは何なのか、我々はどこへ向かうのか、コンピュータは夢を見るか…興味深い問いがいろいろと出てきて、これぞSFという雰囲気を存分に味わえる作品。

このレビューはネタバレを含みます

あの2001年の続編。2001の方は原作とセットで鑑賞したが、こちらは未読。ごめんよアーサー卿。

ロシアの描き方や東西冷戦の構図がちょっとステレオタイプに過ぎるけど、程良い娯楽作品に仕上がってたのでまあよし。
キューブリックの前作と較べてしまうと遜色があると言うが、これはこれでディテールも含めて結構好き。

前作では発狂したロボットにしか見えなかったHAL9000が何故ボーマン達に逆らったのかという説明は割と強引だったけど、
自己犠牲を買って出るHALはちょっと海底鬼岩城思い出させる滅茶滅茶良いシーン。「真実を教えてくれてありがとう」の台詞には泣ける。

モノリス大量発生はシリアスなシーンなんだけどちょっと笑ってしまった。
ミッコ

ミッコの感想・評価

4.0
映画史に燦然と輝く前作の続編は、作るにあたってさぞ勇気がいっただろう。それでも正式な続編として、キューブリック監督の天才的演出技術や世界観を崩さず作ろうとした努力が散りばめられている。事故のその後をミステリアスに描き、未知の宇宙への好奇心、焦燥感が絶えず襲ってくる。2001年の神秘性を引き継ぎながらも家族愛や人間同士の緊迫したやりとりなど映画らしくまとめられ、SFとして平凡ではあるがバランス良く感じる。2001年で描かれていたレトロフューチャーなアイディアがもっと見たかったところ。
2回目か3回目。続編はこうするしかないだろう。正統派の?SF宇宙もの。「大統領のリンカーン引用は悪い前兆だ」。「Easy as a cake? ーAs a pie. 」。マスタードは黄色ではなく「a dark one」。「モノリスはあらゆるもの。我々を超越した知性の使者。形の無いもののためのある種の形」。二つの太陽。
草枕

草枕の感想・評価

3.5
2001年宇宙の旅の続編。あちらは芸術だが、こちらは普通のSF映画。
頑張ってはいるけど作り込みの足りない映像・音楽、安っぽいモノリス、凡庸なHALの再起動の場面など、もう差が歴然。ただ、2001年はある種の奇作だし、その謎もだいぶ明らかになるし、ボーマンもHALも再登場するし、クラーク原作で筋の通った脚本なので、見る価値は充分ある。

(以下覚書)
エウロパには新たな生命の兆し。
惑星が恒星になることはあるのだろうか。
地球は米ソ対立が激化し戦争前夜、でも宇宙では国籍関係なく協力する。
クライマックスはやはりHAL。
偉大すぎる作品の続編。
言っちゃいけないけどやっぱり監督がキューブリックじゃないのが惜しまれる。
ディスカバリー号やハルが再登場するのは嬉しいけどそれ以外の部分、音楽や見せ方のセンスが凡庸という印象。
それでも映画自体の質が悪いわけではなくこれでも大健闘してると思う、ただ前作が傑作すぎたという意味で不遇な立ち位置にある映画。
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