ちゃこ

夢売るふたりのちゃこのレビュー・感想・評価

夢売るふたり(2012年製作の映画)
4.0
雨はいいなあ、家を出なくて良いよって行ってくれてる気がする。湿度もちょうどいい。邦画ってなんだか雨みたい。涼しい粒子が肌にぴとっとついて、まったりと呼吸が落ち着く。

貫也さん(阿部サダヲ)の人脈切り開き能力がすごい。私なんてもう、人と知り合ったりするのは楽しいけど、なんていうかもういまネガティブモードだから誰もかれもが素晴らしく思える。ネガティブじゃなくてもいつもみんな素晴らしいよね。うん。

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映像や演技、脚本、細部まで狙いどおりってところ。ずっと夢中になって観れた。面白い邦画がみれてよかった〜〜

詐欺を始めるきっかけになった事件から里子(松たか子)の顔がガラリと変わる。

松たか子の演技は飽きないなあ。器用で面白い。セリフの言い方も独特。
女性のアレとかアレとか、包み隠さず写しちゃうところにホッとする。松たか子だから汚くない。 階段落ちるの痛そう。

阿部サダヲのコミカルさ、分かってるなあって

伊勢谷友介、田中麗奈、木村多江など脇役も豪華

飯田って調理器具のお店、上野だっけ、浅草だっけ。

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オンリーワンということについて、高校生の頃に考えたことがある。100人中一番になれることが三つあれば、百万人に一人になれる。らしい。

「私の人生には人を惹きつけるような力はない。それはね、結局私があの人の人生に乗っかってるだけだからなのよ、きっと。自分の足で道を作らないと、人生は卑怯なことになるわよ」(里子)

「私は今が幸せだよ。こんなザマだけど、自分の足で立ってるもん。自分で自分の人生に落とし前つけられれば、誰に褒められなくたっていいもの。」(風俗嬢の紀代)

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てかなー。愛する旦那が他の女と寝てて、耐えられるのか。女の数だけ恋愛ドラマがあるわけで、そんなん耐えられんわー。
どんなに詐欺を重ねても、二人には揺るがない繋がりがある。仲良くてかわいい場面もある。

恋愛の嫌なところってこう、始めようと思えば仕掛けられるんだよね。とかいうけど、始められないよね。ははははははは

なんかなあ、松さんのイメージって、さっぱり割り切りクールにタフにって感じ。しょうがないことを適当に流して受け入れてしっかりとこなしてそう。憧れるー

はーまじなあ、なんで人生なんて辛いことばっかりなのに生きてんだろ。どんなに社会が豊かになったって、脳足りんは生きていけないんじゃ意味がないじゃないか。