このレビューはネタバレを含みます
フェードアウトがいいって思える作品なんてそうそうないよ。
想像を掻き立てさせられる、本当に西川美和監督作品は、そう。
家で見てると思わず声が出てる。うわーって。
最後の視線とか、もう、そこで終わることへの悲しさがすごくて。いつのまにかずっと見てられる、が、見てたかったになった。
これはもう一回見るしかないけど、しばらくは見れない。
事件にフォーカスではなく、
起こした側に視線を向けて、
そしてそれをとんでもなく日常みたいに、
あくまで素朴に描いていく、淡々と。
最強でした。
あと、カメラワークが魅力的。
エスカレーターのシーンとかもう素晴らしすぎて。
傑作。何より、松たか子。圧倒的です。